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オーダーメイドの結婚指輪・婚約指輪なら【ジュエリーかまた】
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カテゴリー: かまた太郎のあたふたな日々,婚約指輪,結婚指輪,結婚準備
婚約指輪の購入やプロポーズ、両親への挨拶に結婚式準備。結婚を決意してからの1年は、大切なイベントの連続です。このシリーズでは結婚を考えている方に向けて、結婚式当日までに何をやるべきかストーリー仕立てでご紹介。平凡な主人公かまた太郎が、ハードルを乗り越えて結婚式を挙げるまでを読めば、結婚の基本が楽しく身に付いちゃいます。
第3回のテーマは「ご両親への結婚挨拶」。結婚準備の中でもトップクラスに緊張するイベントですが、かまた太郎はうまく乗り越えることができるのでしょうか?
第1回. サプライズでプロポーズ! 指輪はどうやって買えばいい?
第2回. 一世一代のプロポーズ! サプライズを成功させるには?
「じゅえり子ちゃん、プロポーズを受けてくれてほんとにありがとう」
「ううん、すごくうれしかった。一生の思い出になったよ」
そう言って、いとおしげに婚約指輪を見つめる(ほぼ)僕の妻。
最高の気分です。
結婚を誓い合った僕とじゅえり子ちゃんは、自宅でまったり過ごしていました。ハラハラしたけどプロポーズは無事成功。緊張した分、想いが成就した喜びは例えようもありません。
「そういえば、太郎さん」
指輪を大切そうにケースにしまったじゅえり子ちゃん。何かを思い出したように、僕に顔を向けます。
「結婚挨拶なんだけど、うちの親はいつでも大丈夫。こっちの都合に合わせてくれるって。太郎さんのご両親はどう?」
「え、いやどうだろう……?」
まるで答えられて当然とでもいうような口ぶりに、僕は焦りました。なぜなら、まだプロポーズをしたことすら両親に伝えていなかったからです。
「もしかして太郎さん、まだ結婚のこと、お父さんお母さんに話してないの?」
じゅえり子ちゃんの眉間に、シワが刻まれていきます。
「う、うん」
「なんで? 忙しかったの?」
「いや~、まだいいかなって」
曖昧に笑ってごまかそうとしますが、僕の態度が反対に怒りの炎を燃え上がらせてしまったようです。
「太郎さん結婚について全然深く考えてないよね」
「え……」
「今日は帰る」
僕の静止も振り切って、じゅえり子ちゃんは荷物をまとめて帰ってしまいました。
「それは太郎が悪い」
そう言われた僕は、ぐうの音もでず、食べかけのおろしそバーグディッシュに目を落としました。
じゅえり子ちゃんが帰ってしまったあの日。そんなに怒らなくても……と思いつつとりあえずLINEで謝りましたが、返信はありませんでした。電話にも応答なし。会社でも、露骨に避けられ続けて早3日です。そんな状態を僕たちの姉御、広瀬先輩が見逃すはずもなく、「なんかしたでしょ」と詰め寄られ、恥を忍んで泣き付くことになりました。
ランチがてら入ったファミレスで、僕は事のいきさつをそっくりそのまま話しました。広瀬先輩は後輩に厳しい人ですが、いつだって公正な目線で意見をくれます。そんな先輩だから、僕の味方をしてくれるのではないかという、淡い期待もありました。
しかし――
「太郎、そもそも結婚挨拶がどういうものか分かってる?」
僕、完全に詰められてます。
「ええと、結婚を許してもらうための手続きですよね? 僕だってそれくらいは分かりますよ」
「それだけじゃないよ」
僕の回答がよほどずれていたのか、ますます説教のボルテージは高まります。
「結婚っていうのは2人が夫婦になるだけじゃなくて、相手のご両親と家族になるってことなの。今まで赤の他人だった人たちと法的にも心情的にもつながりができるんだから、相応の真剣みとか、誠意を見せなきゃ認められないに決まってるじゃない」
「た、確かに……」
「結婚挨拶は、家族になるための第一歩。誠意を見せることが何より大切なんだから、まったく準備に手を付けてなかった太郎が悪いよ」
何も言い返す言葉がありませんでした。プロポーズが成功した喜びで、浮かれていただけの自分の無責任っぷりにやっと思い至りました。
「仕事が終わったら、すぐ実家に結婚報告しようと思います……」
そう返すのがやっとの僕でした。
退社後、自宅から実家に電話を掛けることにしました。両親にこちらから連絡するだなんて久しぶりです。
※かまた太郎の実家は青森でもなまりの強い地域です。詳しく意味を知るため標準語verで読みたいという方は、コチラをご確認ください。
母:『はいー』
太郎:「もしもし、母ちゃん」
母:『ああ、太郎か、なしたの』
太郎:「あのさ、びっくりするかもしれねぇけど」
母:『なしたっきゃ』
太郎:「いや、わい、彼女がいるって言ったべ?」
母:『ああ、前に写真ば見せてけた会社のめんこい子か』
太郎:「まあうん、そう。その子とさ、今度結婚することに決めだ」
母:『あれぇ!』
驚いてスマホを落としそうになりました。それほどの声量です。
母:『おめでとう』
太郎:「あ、ありがとう」
母:『いやー、本当にか。いがったなぁ。おめだば結婚できると思ってなかったしての』
太郎:「んだしてよ笑」
母:『いやー、いがったなぁ。ちょっとお父さんに替わるして』
お父さーんちょっと太郎が、と呼ぶ声に続いて、のたのたと父が階段を降りる足音が聞こえます。
父:『おお、太郎なした?』
太郎:「お父さん、わい、結婚するして」
父:『おお、本当にか。いがったなぁ』
太郎:「ありがとう」
父:『いやー、太郎が結婚するとは思わねえべ』
太郎:「母ちゃんとおんなじこと言ってらし」
父:『だってなあ』
太郎:「それで、2人で挨拶に行こうと思ってその日程を」
父:『分かった、母さんに替わるして』
母:『はいー』
太郎:「もしもし、お母さん」
母:『ああ、太郎か、どうしたの?』
太郎:「あのさ、びっくりするかもしれないけど」
母:『どうしたのよ』
太郎:「いや、僕、彼女がいるって言ったでしょ?」
母:『ああ、前に写真を見せてきた会社のかわいい子ね』
太郎:「まあうん、そう。その子とさ、今度結婚することに決めた」
母:『ええー!』
驚いてスマホを落としそうになりました。それほどの声量です。
母:『おめでとう』
太郎:「あ、ありがとう」
母:『いやー、本当に?良かったねえ。あなたが結婚できると思ってなかったから』
太郎:「どうしてだよ笑」
母:『いやー、良かったわぁ。ちょっとお父さんに替わるから待ってね』
お父さーんちょっと太郎が、と呼ぶ声に続いて、のたのたと父が階段を降りる足音が聞こえます。
父:『おお、太郎どうした?』
太郎:「お父さん、僕、結婚するんだ」
父:『おお、本当に? 良かったなぁ』
太郎:「ありがとう」
父:『いやー、太郎が結婚するとは思わないよ』
太郎:「お母さんとおんなじこと言ってるよ」
父:『だってなあ』
太郎:「それで、2人で挨拶に行こうと思ってその日程を」
父:『分かった、母さんに替わる』
どたばた、とまた足音が聞こえます。その様子から、両親の気持ちの高まりが伝わってくるようでした。
結婚って僕とじゅえり子ちゃんの間で収まらない、一大事なんだな。
色めき立つ両親の声を聴いて、報告して良かった、そう素直に思ったのでした。
「ごめんね、じゅえり子ちゃん」
「もういいよ。さ、探そ」
僕とじゅえり子ちゃんは、仙台市最大の百貨店『藤さけ』のB1フロアにいます。両親に結婚報告したことを伝えた上で謝罪し、じゅえり子ちゃんと和解した僕は、早速手土産を買いに行くことを提案したのでした。
「じゅえり子ちゃんのご両親ってどんなものが好きとか分かる?」
――「手土産選びの3原則は、1.ご両親の好きなもの、2.日持ちのするもの、3.取り分けやすいもの。好き嫌いは必ずリサーチした方がいいよ。意外と人によって好き嫌いってあるから」
広瀬先輩に教わった知識を頼りに、早速リサーチを開始します。
「うちのお父さんは典型的な酒飲みかな。ナッツとかおつまみが好きで、甘いものは苦手。お母さんはあんまりお酒も飲まなくて、好き嫌いもないと思う。たぶんお菓子とかならいいんじゃないかな?」
「なるほどー。じゃあしょっぱい系かな。ご両親、歯は丈夫?」
「丈夫丈夫。太郎さんのお父さん・お母さんはどうなの?」
「母さんはちょっと歯が悪いかな。だから軟らかいのがいいかも。2人ともお酒も飲むけど、何より甘いものが好きだね」
「へー」
「あと、あんまり今風なものは好まれないかも。割と古い人間だから」
「なるほど、プレッシャーだなあ」
「あ、でもマナーに厳しいとかじゃないから大丈夫だよ。ただ結構迷信とか信じるタイプでさ。『霊きゅう車来たら親指隠せー』とか昔よく言われたもんだよ」
「確かに太郎さんの実家のほうはイタコさんとかいるし、信心深い人が多いのかもね」
久々の地元トーク。なんだか付き合いだした頃みたいな新鮮感に、僕の胸はときめきました。
「ご試食はいかがですか?」
B1階北フロア中央の和菓子屋。その前で試食販売を行うかっぽう着の女性に差し出されたのは、”黄緑色のおかき”でした。
「なんですかこれ。かわいい」
そうじゅえり子ちゃんが尋ねると、女性はおかきを僕らの手の平に移しつつ、話し始めます。
「”いやすこ”というおかきです。東北の名産品をベースに12種類のフレーバーを用意してまして、こちらは宮城のずんだ味となっております」
へえ、珍しい、と一かじり。おいしいと思うと同時に、急に記憶がよみがえりました。
「あ、これそういえば物産展で食べたことある! めちゃくちゃ人が集まってましたよね」
みちのくかまぼこ店営業として参加した百貨店の物産展。そこで長蛇の列を作っていたのがこの店なのでした。結局その日の集客ではうちが2位でこちらが1位。あのときは悔しく思ったものです。
でも、行列ができてただけあってかなりおいしい。
「じゅえり子ちゃん、これすごくいいと思うんだけど、どうかな?」
「うん、私もそう思う。詰め合わせならいろんな味があるし、話題作りにも役立つんじゃないかな」
スマホ片手にじゅえり子ちゃんも答えます。
「じゃあ、これ、この詰め合わせでお願いします」
詰め合わせで4,000円弱と値段も手頃でした。これで、僕の手土産は決定。
ほっと一安心、と思ったところで、じゅえり子ちゃんに腕を引かれました。
「ついてきて!」
「太郎さん、私いいもの思いついたんだ」
そういって連れて来られたのは、「ポムのバウムクーヘン」という店でした。ふわふわの食感が有名な、昔からある人気店です。
「へえ、確かにうちの両親は喜びそう。でもどうして急に思いついたの?」
「バウムクーヘンって年齢を重ねる象徴で、結婚の場では最適なんだって。縁談が『丸く収まる』みたいな意味もあるみたい」
差し出されたのはスマホの画面でした。『結婚挨拶の縁起物まとめ』という記事に、バウムクーヘンの写真が載せられています。
丸く収まればいいなあ。
結婚挨拶を1週間後に控え、現在緊張のさなかの僕は、希望を込めてそう思ったのでした。
「見違えたね」
待ち合わせ場所は仙台駅でした。新品同然のスーツを身に着けた僕を見て、目を丸くするじゅえり子ちゃん。
「このスーツ着るのは久しぶりだからなあ」
ここ一番の商談用にと購入した濃紺のスーツ。使いどきだろうと判断し、クリーニングに出しておいたのです。
「じゅえり子ちゃんもワンピース似合ってるね」
「うん、実家だからカジュアルでもいいかと思ったんだけど、ご挨拶の練習にもなるし、一張羅で来ちゃった」
「きちんと感あっていいと思う。じゃ、行こっか」
じゅえり子ちゃんと僕はいつもより少し背筋を伸ばして、改札へ向かいました。
新青森駅に到着しました。
じゅえり子ちゃんの家はここからタクシーで10分ほど走ったところにあります。
「僕、ちょっとトイレ行ってくるね」
鏡の前であらかじめ作っておいた身だしなみのチェックリストを確認します。
よし、問題なさそうだ。満を持してじゅえり子ちゃんの実家に向かうタクシーに乗り込みます。
「あー緊張する……」
家の前で最後にもう一度、襟が曲がっていないか、髪型が崩れていないかチェックしてインターホンを押します。
はーい、と明るい声がしてすぐに、玄関の扉が開きました。じゅえり子ちゃんによく似たお義母さんがドアノブを握って出迎えてくれ、厳格そうなお義父さんはフローリングの上に立ってこちらを見ています。
お義母さんは笑顔だけど、お義父さんは表情が硬い……!
焦りが心に充満します。
「初めまして。じゅえり子さんとお付き合いさせていただいてます。かまた太郎と申します。本日はお忙しい中お時間を作って頂きありがとうございます」
一息で言い、頭を下げました。今まで培った営業スキルを、全てここにつぎ込む所存です。
「どうも。初めまして。じゅえり子の母です。で、あちらが父。立ち話もなんだから、どうぞリビングにいらしてください」
「ありがとうございます。お義母さん」
あ、お義母さんって言っちゃった……。挨拶の段階では「じゅえり子さんのお義母さん・お義父さん」と呼べって広瀬先輩に言われたのに! いきなりの失態に、胃の縮む思いです。
幸い「まだ娘をやるとは言っておらん!」と怒られることはありませんでしたが、少し凹みつつ、靴をそろえて案内されたリビングに向かいました。
「こちら、ぜひお召し上がりください」
リビングに入った僕は、下座側に立ち、手土産を差し出しました。
「あらまあ。わざわざ、ありがとうございます」
そういって包装紙を丁寧に開けてくれるお母さん。
「あら、おかき! これは、お茶にもぴったりだね、お父さん」
そう声をかけると「そうだな」、とお義父さんも口元をほころばせます。
よし、喜んでもらえてる! 下座に腰を落ち着けたおかげか、その表情を見たおかげか、次第に緊張が解けてきました。
「かまたさんは、じゅえり子と同じかまぼこ店にお勤めなんですよね?」
「はい、そうです! じゅえり子さんのお義父さん」
「かまぼこでも良かったのに」
そういってお義父さんは笑います。笑顔がないのを気にしていた僕。ひとまずほっとしました。
「そうですね。ただ、これもかまぼこの縁で知ったおかきではありまして……」
そう言って手土産探しのエピソードを話すと、一気にその場が華やぎます。思っていたよりずっと、お義父さんもお義母さんも優しいじゃないか。話はそこから仕事の内容や僕の両親のことにまで広がり、時間は瞬く間に経ちました。
気が付けば20分ほど談笑は続いています。ちょうど15:00になり、掛け時計が鐘の音を鳴らしました。
よし、ここで切り出そう。早口にならないよう、ゆっくりと口を開きます。
「改めまして、本日はじゅえり子さんと結婚のご了承をいただきたく、ご挨拶に参りました。じゅえり子さんとの結婚をお許しください」
取引先に下げるのと同じかそれ以上に、深々と頭を下げます。
同時にじゅえり子ちゃんも頭を下げました。
「太郎さんとは以前より真剣にお付き合いさせていただいておりました。これから、太郎さんと一緒に温かい家庭を築いていきたいと思います」
答えがもらえるまで頭は上げないと決めていました。テーブルを見つめる目に、すっと手の黒い影が映りこみます。
「これからもよろしく。もちろん私たちは賛成です」
そう言って片手を差し出してくるお義父さん。それを両手でしっかりと握ります。
気持ちが通じ合ったように目配せするじゅえり子ちゃんとお義母さんを見て、なんだかこの家の家族になったような、幸福感が僕を包み込みました。
暮れなずむ夕日。
新青森駅前のロータリーでタクシーを降りた僕たちは、それを背に受けながら、帰路につきます。
「ああーすごくすてきなご両親だったね。手土産も喜んでもらえて一安心だよ」
「うん、2人ともすごく喜んでくれたと思うよ」
「泊まっていけば、なんて言っていただいてさ。初対面でそれは恐れ多いよ。でも気に入ってもらったみたいで何よりだ」
そう言って、歩道の車止めに飛び乗ります。
「ちょっと、酔いすぎじゃない?」
挨拶の後、お義父さんの趣味の日本酒をごちそうになりました。緊張のためか、そのときはまったく酔わなかったのですが、今かなりぼーっとしています。
「浮かれてるよー。だってじゅえり子ちゃんと結婚できたんだもん」
そういう僕の尻を、じゅえり子ちゃんは、気合を入れるように軽く叩きました。
「浮かれてないで、つぎは私の挨拶だからね。それから婚姻届の提出」
まだまだ僕の結婚は、成就に至る途上のようです。
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