
婚約指輪の購入やプロポーズ、両親への挨拶に結婚式準備。結婚を決意してからの1年は、大切なイベントの連続です。このシリーズでは結婚を考えている方に向けて、結婚式当日までに何をやる… [記事を読む]
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プロポーズをされて婚約したら、次に待っているのは結婚式。女性なら誰もが憧れる純白のウエディングドレスを着て、素敵な花嫁さんになれる特別な日です。
ところで「結婚式」と「披露宴」の違いや、具体的に何をするかは分からない、という人も多いのではないでしょうか。実は結婚式や披露宴のプログラム1つひとつには意味があります。ここでは結婚式・披露宴の大まかな流れと各プログラムの意味を確認しましょう。
結婚式とは、親戚や友人を招待して「婚姻のために行う儀式」のこと。一方で披露宴とは、親戚や知人、友人に結婚を発表するために催す宴会のことです。
結婚式の後に続けて披露宴を行うことが多いため、2つを合わせて「結婚式」と呼ぶこともあります。
結婚式と披露宴は目的が異なるため、別々の日程で行っても問題ありません。結婚式を親族だけで行い、披露宴は知人・友人を招いて後日行うスタイルもあります。
中には親族を招待して海外で挙式をし、そのまま新郎新婦だけで新婚旅行を楽しむパターンもあるようです。
結婚式の所要時間はおおむね20~30分程度です。式の本番前には、プログラム一連の流れや立ち位置を確認するため、牧師・神主を交えてリハーサルを行う場合もあります。ここでは結婚式の定番スタイルといえる「キリスト教式」と「神前式」の大まかな流れを紹介します。会場によってプログラムの流れが異なることもあるので、見学の際などに確認しておきましょう。
キリスト教式は、一般的な結婚式のイメージに近いのではないでしょうか。純白のウエディングドレスを着てバージンロードを進み、祭壇の前で愛を誓い合うのがキリスト教式です。式の会場はチャペルが多く、牧師が新郎新婦の指輪交換や証明書へのサインを促してくれます。
プログラム | 内容 |
---|---|
1.新郎新婦身支度 | 式が始まる前に控え室で身支度を整えておきます。 |
2.ゲスト入場 | 先にゲストが入場し、新郎新婦が来るのを待ちます。ゲストの席は決まっていて、祭壇から見て左側が新郎、右側が新婦の列席者です。また会場の前方から新郎新婦の両親・兄弟、親族、友人の順に着席します。 |
3.牧師入場 | 牧師が入場し、儀式の始まりを示す「開式の辞」を述べます。 |
4.新郎新婦入場 | まず新郎が入場し、祭壇前で新婦の入場を待ちます。 新婦は父親や親族とともに入場します。バージンロードを歩く前に、母親がベールダウンする演出を取り入れることも多いです。新婦はゆっくりとバージンロードを進み、新郎の待つ祭壇へと向かいます。 |
5.賛美歌 | 新郎新婦の入場後、会場の全員が起立し賛美歌を歌います。歌詞は席に置いてあったり、式次第に記載されていたりするため、ゲストが準備することはありません。 |
6.聖書朗読 | 牧師が聖書の教えを朗読し、教えの内容を分かりやすく説明してくれる場合もあります。静かに耳を傾けましょう。 |
7.誓約の言葉 | 新郎新婦が誓いの言葉を述べます。「あなたは……愛する事を誓いますか?」「はい。誓います」というフレーズは誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。 |
8.指輪の交換 | 新郎が先に新婦の薬指に結婚指輪をはめ、続いて新婦が新郎の薬指に指輪をはめます。その後誓いのキスをする新郎新婦が多いでしょう。 |
9.結婚宣言 | 新郎新婦が聖書の上で手を重ね、さらに2人の手の上に牧師が手を重ねて宣言を行います。 |
10.結婚証明書 | 結婚証明書に新郎、新婦、牧師の順でサインをします。この結婚証明書に法的な効力はありませんが、結婚したことを形に残しておくという意味で使われるようです。 |
11.結婚成立の報告 | 牧師がゲストに対して結婚成立の報告をし、「閉式の辞」を述べます。これにより儀式は終了です。 |
12.新郎新婦退場 | 新郎新婦が退場します。退場後にフラワーシャワーやブーケトスなどの演出が行われることが多いです。 |
神前式は神殿や結婚式場で行われる、日本伝統の婚礼の儀式です。キリスト教式と異なり、友人を呼ばないことが多いのが特徴です。「日本人だからこそ白無垢(しろむく)を着たい」「厳かな空気の中で日本の伝統を感じたい」と考える人におすすめのスタイルです。「三三九度」など普段はなじみのない作法がたくさんありますが、神主さんが事前に説明してくれるので安心して式に臨むことができます。
プログラム | 内容 |
---|---|
1.参進(さんしん)の儀 | 神主や巫女が先導となり、新郎新婦・両家の両親・親族が列になって本殿へ歩いて向かう儀式のことです。雅楽の奏者も列に加わって演奏し、厳かな雰囲気が作り上げられます。 |
2.入場 | 参進の儀で列になった順番のまま、新郎新婦・両家の両親・親族が入場。神前に向かって右側に新郎親族、左側に新婦親族が座ります。 |
3.修祓(しゅばつ)の儀 | 身を清めるために、全員が起立しておはらいを受けます。神主が祓詞(はらいことば)を述べる儀式です。 |
4.祝詞奏上(のりとそうじょう)の儀 | 神主が神前に2人の結婚を報告し、幸せが永遠に続くように祈ります。 |
5.誓杯(せいはい)の儀 | 大中小3つの杯を使い、1つの杯で3回ずつお神酒をいただく「三三九度」のことです。新郎新婦が交互にお神酒をいただき、永遠に夫婦でいることを約束します。 |
6.神楽奉納(かぐらほうのう) | 巫女が神楽に合わせて舞を奉納する儀式です。 |
7.誓詞奏上(せいしそうじょう) | 新郎新婦が神前に進み出て、誓いの言葉を読み上げます。 |
8.玉串奉奠(たまぐしほうてん) | 神前へ供え物である玉串を、新郎新婦が捧げる儀式です。2回深くおじぎをした後、2回手をたたき、最後に1回おじぎをする「二拝二拍手一礼」を行います。続けて仲人夫妻、両家代表も同じ動作を繰り返します。 |
9.指輪の交換 | 新郎から新婦の薬指へ、新婦から新郎の薬指へ指輪をはめます。もともと神前式では行わないプログラムでしたが、希望する人が多くなるにつれて取り入れるようになりました。 |
10.親族杯(さかずき)の儀 | 新郎新婦の両親、両家の親族が順にお神酒をいただきます。両家が1つの家族となるための儀式です。 |
11.神主あいさつ | 儀式の終了を神主が神に報告し、一拝します。 |
12.退場 | 神主、新郎新婦、仲人、親族の順番で退場します。 |
式場や演出の違いによってプログラム内容は異なりますが、オーソドックスな披露宴は開始から終了までが2時間半程度です。披露宴の流れに決まりはないので、自分たちらしいプログラムで披露宴を行うことも可能。ここではオーソドックスな披露宴プログラムの内容と、大まかな流れを紹介します。
プログラム | 所要時間 | 内容 |
---|---|---|
1.ゲストの入場 | 開始10分前 | 披露宴開始の10分~15分前に入場が可能になるので、それまでにゲストには受付を済ませてもらいます。開場まで時間がある場合はゲストを待たせてしまうので、ウェルカムドリンクなどを準備しておきましょう。 ゲストが入場して着席してから、新郎新婦が入場する前にオープニングムービーを流す場合もあります。 |
2.新郎新婦入場 | 約5分 | 司会者の合図とともにBGMが流れ、新郎新婦が披露宴会場に入場。仲人がいる場合は2人の後に続きます。 |
3.新郎新婦紹介 | 約5分 | 新郎新婦の出会いや結婚までの経緯、趣味などを司会者が簡単に紹介してくれます。 |
4.主賓あいさつ | 約10分 | 主賓から新郎新婦に向けてお祝いの言葉をもらいます。あいさつは新郎側から1人の場合や、新郎新婦両側から各1人ずつの場合もあります。主賓が「お座りください」と言うのを待って、着席するようにしましょう。 |
5.乾杯 | 約5分 | 来賓の代表が祝辞を述べてから「乾杯」のあいさつをします。新郎新婦を含む会場の全員が起立し、みんなで乾杯です。 |
6.歓談・会食 | 約15分 | ゲストに歓談と食事を楽しんでもらいます。新郎新婦の元をゲストが訪れ、言葉をかけることもあるでしょう。 |
7.ケーキ入刀 | 約10分 | 新郎新婦がウエディングケーキに入刀します。ゲストが写真を撮ることも多い場面なので、会場が混乱しないように司会者が誘導してくれることが多いでしょう。入刀の後はファーストバイトなどが行われます。 |
8.新郎新婦退場 | 約25分 | お色直しのために新郎新婦が退場します。着替えに時間のかかる新婦が先に退場する場合や、2人同時に退場する場合もあります。2人が別々に退場する場合は、親族にエスコートをお願いすることもあるでしょう。 |
9.歓談・会食 | 約20分 | ゲストはお色直しの間、再び歓談・会食を楽しみます。退屈しないように、新郎新婦のプロフィールムービーを流すこともあります。 |
10.新郎新婦再入場&キャンドルサービス | 約20分 | 新郎新婦がお色直しを終えて再入場します。再入場と同時にゲストのテーブルを回りながら、キャンドルサービスをする場合も多いでしょう。キャンドルサービスに代わって、テーブルごとにゲストと写真を撮る演出などもあります。 |
11.ゲストのスピーチ・余興 | 約30分 | ゲストを代表して、新郎新婦の親しい友人や職場の上司などがスピーチをします。初めに新郎側のゲスト、次に新婦側のゲストの順番です。 余興がある場合はこのタイミングで行われることが多いでしょう。ダンスや歌、お祝いのムービー上映などさまざまな演出を2人のために考えて用意してくれています。 |
12.花嫁の手紙・花束贈呈 | 約10分 | 新婦から両親に宛てた手紙を読み上げる場面です。今までの感謝の気持ちを伝えることが多いでしょう。 手紙を読んだ後は、新郎新婦から両親へ花束を贈呈。花束だけでなく、プレゼントを一緒に渡すこともあります。 |
13.両家代表のあいさつ・新郎の謝辞 | 約5分 | 新郎側の父親が、両家を代表してあいさつをし、続けて新郎からゲストに謝辞を述べます。 |
14.新郎新婦退場 | 約10分 | 新郎新婦が扉の前で一礼をしてから退場し、続けて両家の両親が退場します。新郎新婦と両家の両親が退場したら、披露宴会場の外でゲストが出てくるまで待機します。この間会場ではエンディングムービーを流すことも多いです。 |
15.ゲストの見送り | 約20分 | 司会者が閉会の言葉を述べ、ゲストが披露宴会場から退場してきます。このときに新郎新婦と両家の両親でプチギフトを渡しながらお見送りをすることが一般的です。 |
ケーキ入刀の後に、新郎新婦が互いにケーキを食べさせる演出です。新郎からは「一生食べるものに困らせません」、新婦からは「おいしい料理を作り続けます」というメッセージが込められています。
新郎新婦がゲストのテーブルを順に回り、キャンドルに火を付けます。照明を落とした会場内にキャンドルの灯が浮かび、幻想的で美しい雰囲気になるでしょう。
新婦から両親へ、今まで育ててくれたことへの感謝の気持ちを込めて、手紙を読み上げる演出です。本人たちだけでなく会場のゲストも感動し、涙する人もいます。
披露宴のあらゆる場面でムービーによる演出が行われています。
「オープニングムービー」では新郎新婦のプロフィールだけでなく、主賓や乾杯音頭をとるゲストを楽しく紹介します。これから始まる披露宴への期待感を高める役割もあります。
新郎新婦のお色直し中に流れることが多い「プロフィールムービー」は、幼い頃から現在までの2人の姿や出会いを映像で紹介します。お色直しで新郎新婦が退場しても、ゲストが退屈することなく会食を楽しめます。
「エンディングムービー」ではゲスト1人ひとりの名前を紹介し、披露宴に出席してくれたことへの感謝を伝えることができます。
トレンドの演出でゲストを楽しませることもできます。どんな演出が人気かチェックしておきましょう。
サンドセレモニーとは、新郎新婦がそれぞれ選んだカラーサンドを、1つのガラス瓶に注いで2人だけのアートを作り出す演出です。アメリカでよく行われている演出で「2つの家族が1つになる」という意味合いを持ち、絆を大切にする日本人にも共感しやすいかもしれません。
サプライズ演出として、フラッシュモブも人気があります。突然音楽が流れ、会場スタッフや仕掛け人のゲストが踊り出し、新郎や新婦もダンスに加わるといった演出です。ダンスが得意な友人に仕掛け人を依頼してもいいでしょうし、フラッシュモブを代行してくれる会社もあります。
キャンドルサービスの代わりに行う「バルーンスパーク」もトレンドです。ゲストの各テーブルに、大きな風船の中に小さな風船を入れたものを用意しておきます。新郎新婦がテーブルを回って大きい方の風船を割ると、小さい風船が飛び出す演出です。
大きな風船が割れる瞬間、ゲストに小さな風船をキャッチしてもらいます。小さい風船は色分けしておいて、新郎新婦が指定した色の風船を持っているゲストにプレゼントを渡すなどして楽しむことができます。
結婚式や披露宴は今まで自分たちがお世話になった人に、感謝の気持ちを伝える場でもあります。資金がないという理由で、開催しないという判断も1つの考え方です。
しかし、なるべくお金をかけないように工夫することもできます。自分たちで手作りできるアイテムは手作りし、なるべく費用を抑えることもできますし、それが新郎新婦の個性にもなるでしょう。
籍を入れる手続きだけだと、何となく結婚した実感が湧いてこないものです。親族や友人を招待して結婚式・披露宴を行うことで「けじめ」が付けられます。たくさんの人達に祝福されていることを強く意識し、結婚生活をいいものにしようと決意を新たにするきっかけとなる儀式です。
結婚式・披露宴は、新郎新婦の両家が1つの新しい家族になるために行うもので、2人だけのイベントではありません。2人の意志だけで進めず、家族が納得できる形を取りましょう。
親は我が子がいくつになっても心配で気に掛けてしまうものです。自分たちが結婚式や披露宴についてどう考えて、どのように進めたいかを話し合い、安心させてあげてください。
結婚式・披露宴はこんな風にしたい、と具体的にイメージを膨らませているカップルも多いでしょう。しかしどんな形式で行うかは、自分たちの好みだけでなく属する宗教や家族の意思を考慮して決める必要があります。親族やお世話になった人に結婚を報告する場であることを忘れずに、自分たちらしさを盛り込んだ結婚式・披露宴にしましょう。
多くの人が、結婚は人生で1度きりです。「結婚式をすること」と「披露宴をすること」の意味をしっかりと考え、2人らしい未来へのスタートを切ってください。
2人で協力して準備を進めていく中で、相手のいいところを再発見できるかもしれません。準備は大変かもしれませんが、2人で1つのものを作り上げる経験が、結婚生活のスタートとして大切な役割を果たしてくれるものです。
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