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婚姻届の書き方【見本付き】見ながら書ける!

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婚姻届は結婚するカップルが必ず提出しなければならない書類。記載内容を間違えてしまうと入籍日が遅れてしまうこともあるので、「結婚記念日はこの日にしたい!」と考えているなら、あらかじめ婚姻届の書き方は押さえておきたいところです。
今回は結婚(入籍)を目前に控えた2人のために、婚姻届の書き方を、記入例付きで詳しくわかりやすくご説明します。

婚姻届の提出方法について知りたい方、書き方はバッチリという方は、こちらの記事をご覧ください。
婚姻届の出し方【完全ガイド】いつ・どこに・だれが提出する?

目次
  1. 婚姻届を「書くとき」に必要なもの
  2. 【コラム】婚姻届のデザインは自由
  3. 婚姻届の書き方
  4. A:届出日
  5. B:氏名
  6. C:住所
  7. D:本籍
  8. E:父母の氏名・父母との続き柄
  9. F:婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍
  10. G:同居を始めたとき
  11. H:初婚・再婚の別
  12. I:夫妻の職業
  13. J:その他
  14. K:届出人署名押印
  15. L:証人
  16. M:連絡先
  17. 【コラム】詳しく解説!「世帯の主な仕事」と「夫妻の職業」欄
  18. 婚姻届を書くときのポイント
  19. まとめ

婚姻届を「書くとき」に必要なもの

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婚姻届を書く前に、まずは何が必要かチェックしましょう。入籍を希望する日の前日に「これがない!」と慌てないように、それぞれ前もって用意しておくことをおすすめします。
以下に、婚姻届を「書くとき」に必要なものを挙げました。

黒ペン

黒いインクのボールペン、または万年筆を用意しましょう。
色付きのペン、消えやすいインクのペン、鉛筆、シャープペンシルは使用できません。

2人の印鑑(旧姓)

婚姻届を書いている段階では2人はまだ夫婦ではないため、男女ともに旧姓の印鑑を用意する必要があります。このとき、変形しやすいシャチハタなどのゴム印は避けましょう。

ただ、使用する印鑑に明確な決まりはないため、印鑑登録した実印でも認印(三文判)でも、朱肉を使うものなら基本的に何でも構いません。

2人の苗字が同じである場合、同じ印鑑は使用できないため、別々のものを用意しましょう。

婚姻届の用紙

入手方法1:役所で直接もらう

婚姻届の用紙は市区町村の役所でもらえます。料金は無料。用紙は全国共通なので、どの市役所・区役所でもらっても問題ありません。
役所ごとに「市民課」「戸籍住民課」「戸籍課」など、もらえる部署が異なりますが、総合受付で「婚姻届の用紙はどこでもらえますか?」と尋ねれば教えてもらえます。

土日・祝祭日・夜間でも「時間外受付」や「夜間受付」などの窓口がある自治体なら、用紙を受け取ることが可能です。ただし「支所」や「出張所」では時間外に受け取れないこともあるので、ホームページや電話で事前に確認しておきましょう。
用紙の受け取りだけなら「身分証明書」や「印鑑」は必要ないので、「時間がなくて取りにいけない」という方は、ご家族や友人に取ってきてもらっても問題ありません。

もらう自治体によっては、あらかじめ用紙に「◯◯市長殿」などと書いてあることもありますが、二重線を引いて訂正印を押せば、他の市区町村にも提出できます。

書き間違えたときのために、予備用も含めて2枚もらっておくとよいでしょう。

入手方法2:ダウンロードして印刷する

実は、婚姻届は必ずしも役所でもらう必要はなく、インターネット上でダウンロードしたデータを紙に印刷して使用することも可能です。

例えば、札幌市役所ホームページの「申請書・届出書ダウンロードサービス」から、全国共通フォーマットの婚姻届を入手できます。
ダウンロードした婚姻届を使用する際に注意したいのは用紙のサイズ。
A3サイズの用紙に印刷するか、A4サイズなどで印刷した用紙をA3に拡大印刷して使用しましょう。ただし、拡大印刷する場合は文字や線が荒くなる可能性があるので、用紙の見た目が気になってしまう人は避けたほうが無難です。

【コラム】婚姻届のデザインは自由

婚姻届は2人の結婚を証明する大切な書類。用紙の見た目にこだわりたいカップルも多いのではないでしょうか。
婚姻届の用紙について定めた「戸籍法施行規則」という法律では、様式(形・大きさ・記入する内容)を守る必要があるとされています。つまり、色やデザインには特に決まりがないので、余白にイラストを描いたり色をつけたり自由に装飾することができるのです。
※切り込みを入れたり、紙を変形させたりするのはNGです。

現在は「デザイン婚姻届」のテンプレートをダウンロードできるサイトがあるので、2つご紹介します。

婚姻届製作所
300種類以上のおしゃれでかわいいデザインの婚姻届を取り揃えたサイトです。無料ダウンロードできる用紙は200種類以上。有料版では、人気キャラクターがデザインされた用紙や、2人の名前や記念日、写真を入れられるサービスもあります。

まちキュンご当地婚姻届
日本全国のご当地と結婚情報誌「ゼクシィ」がコラボして生まれた、ご当地オリジナルデザインの婚姻届をダウンロードできるサイトです。例えば島根県出雲市の用紙は「出雲神話」がモチーフにされていたり、京都府の用紙には金閣寺や京都タワーが描かれていたり、ご当地ならではのデザインが施されています。

婚姻届の書き方

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ここからは婚姻届の書き方を、A~Jの項目ごとに、見本となる記入例付きで紹介していきます。

A:届出日

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婚姻届を役所に提出する日付を書きます。英数字でOKです。問題なく受理されれば、その日付が2人の入籍日になります。

届出日の下に「長殿」とありますが、その左側には「市」か「区」の名前を書きましょう。届出先が市役所であれば「◯◯市長殿」、区役所であれば「◯◯市◯◯区長殿」と記入します。

土・日・祝日に提出すると役所側の受け取りは窓口受付日になりますが、内容に問題がなければ届出日の欄に記入した日付(提出日)が入籍日になります。

B:氏名

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「夫になる人」と「妻になる人」、どちらも「旧姓」を書きましょう。氏名に旧字体が用いられている(戸籍に旧字体で登録されている)人は、新字体ではなく旧字体で書いてください(※)。
よみかたの欄には「平仮名」でふりがなを記入し、生年月日の欄は「和暦」で書きましょう。
原則は英数字で問題ありませんが、元年生まれの方は、年の値を数字ではなく「元」年と漢字で書きます。

※後述する「その他」欄に変更したい旨を記載すれば、新字体で登録することもできます。

C:住所

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婚姻届を提出する時点で、それぞれの「住民票に記載されている住所と世帯主」の名前を記入します。そのため、住民票にマンションやアパート名、部屋番号が住民票に記載されている場合は、記入スペースが狭くても省略せずに書かなければなりません。

婚姻届の用紙には最初から「番地」「番」「号」と印刷されていますが、住民票に記載のないものを二重線で消すか、記載のあるものをマルで囲みましょう。

また、以下の場合は「新住所と新世帯主の氏名」を書けば問題ありません。
・すでに新居で生活している(転入届・転出届を提出している)場合
・婚姻届と同時に転入届・転出届を提出する場合

D:本籍

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婚姻書の提出時点、つまり入籍前の2人の本籍地と戸籍筆頭者を記入します。わからない場合は戸籍謄本か戸籍抄本で確認しましょう。
筆頭者の氏名には、戸籍謄本か戸籍抄本で最初に記載されている人の氏名を記入してください。

E:父母の氏名・父母との続き柄

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ここでは「父母の氏名」と「父母との続き柄」に分けてご説明します。

父母の氏名

「実の父母の氏名」を記入しますが、おおむね以下3つのケースに分類されるので、該当する書き方を参考にしてください。

1)実父母の夫婦関係が続いている(離婚していない)
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父はフルネームで記入しますが、母は苗字を書かずに名前のみ記入します。
両親のいずれかが(あるいは、いずれも)亡くなられている場合も同じです。

2)実父母が離婚・再婚している
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実父母ともに、現在の氏名をフルネームで記入します。
「両親の離婚がきっかけで父/母と疎遠になって現在の氏名がわからない」という場合は、わかる範囲の記入で構いません。書類を提出するときに役所の職員さんが調べてくれます。

3)両親が養父母である
「父母の氏名」は実の父母の氏名を記入する欄なので、両親が義父母である場合は基本的に「その他」の欄に書くことになります。

ただ、本人たち(記入する人や義父母)の心情を重んじ、この欄に義父母の名前を書いてもよいことになっていますが、あとで役所に訂正されるので、その点だけは理解しておきましょう。これで不受理になり提出日(=入籍日)がずれることはないので安心してください。
※「特別養子縁組」の場合は養父母であってもこの欄に記入します。

「その他」欄の義父母の書き方はこちらをご覧ください。

父母との続き柄

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実父母の長男であれば「長男」、長女であれば「長女」と記入します。
ただし、次男と次女である場合は「次」という漢字は使えません。以下のように漢数字で書く必要があります。

・次男なら「二男」
・次女なら「二女」

三男、三女以降は、そのまま「三男」「三女」「四男」「四女」のように記入しましょう。

F:婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍

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左側が「夫の氏・妻の氏」の記入欄、右側が「新本籍」の記入欄です。

夫の氏・妻の氏

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入籍後、2人が名乗る姓にレ点チェックを入れます。これに基づき新しい戸籍がつくられ、夫の氏を選べば夫が、妻の氏を選べば妻が筆頭者になります。

新本籍

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新しい本籍の住所は、日本の土地台帳に記載されている住所ならどこでも好きな場所を選ぶことができます。
ただし、「戸籍謄本」や「戸籍抄本」は本籍地のある役所でしか取得できないので、あまり遠くにしてしまうと、それらの書類が必要になったときに不便しそうです。便利さを重視したいなら、2人の新居かどちらかの実家の住所を記入するとよいでしょう。

また「番地」と「番」があらかじめ用紙に記載されていますが、戸籍に記載がないほうは二重線で消してください。

なお、選んだ氏の夫か妻が再婚や分籍によってすでに戸籍の筆頭者になっている場合は、新本籍の欄は空欄で構いません。

G:同居を始めたとき

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用紙にも記載されていますが、「2人が結婚式を挙げたとき」か「同居を始めたとき」の、いずれか早いほうを書きましょう。「まだ式を挙げていない」「まだ同居していない」という場合は空欄のままで問題ありません。年号は「和暦」で記入してください。

H:初婚・再婚の別

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「夫になる人」「妻になる人」、それぞれ初婚か再婚かにチェックを入れます。再婚の場合は、前の夫・妻と死別・離別した年月日も記入しましょう。ここも年号は「和暦」で書きます。

I:夫妻の職業

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「同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事」と「夫妻の職業」を記入する欄があります。

同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事

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同居前に一人暮らしをしていた場合は自分の仕事を、家族と同居していた場合はその世帯で主に生計を立てていた(一番お金を稼いでいた)人の仕事を選び、夫・妻のそれぞれにチェックを入れます。

夫妻の職業

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この欄は国勢調査が行われる年だけ記入すればよいので、それ以外の年に婚姻届を提出するなら空欄で構いません。
ちなみに、国勢調査は2015年、2020年、2025年、2030年……と5年ごとに行われる予定です。

「夫妻の職業」についてもっと詳しく知りたい方は、「【コラム】詳しく解説!『世帯の主な仕事』と『夫妻の職業』欄」をご覧ください。

J:その他

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「その他」の欄は以下のような場合に使用します。

苗字の旧字体を新字体に変えたい場合

戸籍に記載されいている苗字が旧字体なら、原則的に「氏名」欄にも旧字体で苗字を記入する必要がありますが、「その他」欄に変更したい旨を書けば、新字体への変更が可能です。

例えば「渡邉」を「渡辺」に変えたい場合は、「夫の苗字「渡邉」を「渡辺」に変更してください。」と書き、その横に夫妻の旧姓の印鑑を押すだけです。
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養父母の場合

両親が義父母であり、なおかつ「特別養子縁組」ではない場合は、「父母の氏名・父母との続き柄」
欄ではなくここに記入します。
以下のように、夫・妻のいずれの養父母なのかがわかるように書き、父母ともにフルネームで氏名を書いてもらいましょう(押印は不要です)。
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未成年で入籍する場合

未成年の入籍には、その人の父母の同意が必要です。以下のように同意文を書いてもらい、父母両名に署名・押印してもらいましょう。
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K:届出人署名押印

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2人の氏名を旧姓で書き、旧姓の印鑑を押しましょう。ここでは必ず本人が署名するようにしてください。

L:証人

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婚姻届の証人に記入してもらう欄です。証人になれる条件は「20歳以上」であること。これさえ満たしていれば、両親、兄弟、友人など誰でも問題ありませんが、両家の父親に書いてもらうケースが多いようです。
また、「夫妻それぞれ1人ずつ」という決まりもないため、いずれか一方のつながりで2人の証人を立ててもOKです。

ただし、必ず本人たちの「自筆で署名」してもらわなければならないので、希望の入籍日がある場合は余裕を持ってお願いしておきましょう。
注意したいのは、夫妻いずれかの両親など、2人の証人が同じ苗字である場合。このとき、同じ印鑑は使用できないため、あらかじめ別々の印鑑を用意してもらうよう伝えておくとよいでしょう。

M:連絡先

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婚姻届の記入に間違いがあった場合、役所からの電話を受け取るための番号を記入します。
自宅の固定電話・携帯電話・勤務先など何でも構いませんが、必ず日中でも連絡がつく番号を記入しましょう。

【コラム】詳しく解説!「世帯の主な仕事」と「夫妻の職業」欄

「世帯の主な仕事」欄を解説

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「同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事」に記載されいている6つの選択肢を見て、「よくわからない」と感じた方もいることでしょう。上から順に解説していきます。
ポイントは、同居するまで「一人暮らしをしていたなら自分の仕事」を、「家族と暮らしていたなら一番稼いでいた人の仕事」を選ぶことです。

1.農業だけまたは農業とその他の仕事を持っている世帯
農家を営んでいるならこれをチェックしましょう。兼業農家だとしても主な収入が農業であればこれに該当します。

2.自由業・商工業・サービス業等を個人で経営している世帯
個人事業主の場合はこれです。

3.企業・個人商店等(官公庁は除く)の常用勤労者世帯で勤め先の従業者数が1人から99人までの世帯(日々または1年未満の契約の雇用者は5)
まず、契約期間が1年未満や日雇いである場合と、会社勤めではなく公務員である場合は、これに該当しません。
ここは、「従業員が1~99人の企業で、1年以上の雇用契約で働いている人」「一般社員と同様に働き、同じ給与規則が適用されている役員」が当てはまります。

4.3にあてはまらない常用勤労者世帯及び会社団体の役員の世帯(日々または1年未満の契約の雇用者は5)
これに該当するのは、「公務員」「従業員が100人以上の企業で、1年以上の雇用契約で働いている人」「上記の3に該当しない役員」です。

5.1から4にあてはまらないその他の仕事をしている者のいる世帯
これは読めばわかりますが、仕事をしている人のうち、上記1~4に該当しない場合はこれに当てはまります。

6.仕事をしている者のいない世帯
同居を始める前、「一人暮らしをしていたときに働いていなかった」「世帯のなかで働いている人がいなかった」という場合は、これに該当します。

「夫妻の職業」欄を解説

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上述しましたが、国勢調査が行われない年に婚姻届を提出する場合は「夫妻の職業」を記入する必要はありません。
記入が必要な場合は、厚生労働省が発表している「職業・産業例示表」か、役所の窓口に設置される職業一覧で確認するとよいでしょう。
勤め先の会社名を記入する必要はなく、例示表か一覧に記載されいてる「番号」もしくは「職業分類名」を書けばOKです。

婚姻届を書くときのポイント

修正液はNG! 書き間違えたら「二重線で印鑑」

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どんなに慎重に書こうと思っても、書き損じはしてしまうもの。書き間違えてしまったら、その部分に二重線を引いて、その上から印鑑を押し、欄内の余白に正しい内容を書きます。

修正液や修正テープなどは使えません。これらで訂正すると受理されない可能性もあるので注意しましょう。

訂正に使う印鑑は、「届出人署名押印」欄と同じものにしてください。

「捨印」を押しておけば役所が修正してくれる

「捨印」とは、書類などを作成するときに、提出した後に受け取り側が内容を修正することを承認するために押す印のこと。これを押しておけば、婚姻届に記入した軽微な誤りを役所が直してくれる、というわけです。

以下の記入例のように、記入欄外に捨印を押す欄がある場合はそこに押しましょう。
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捨印を押す欄がない場合は、以下のように書類の欄外(左側)の真ん中あたりに押し、その下に「※捨印」と書いておけば安心です。
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また、「証人」欄の内容は本人たちでなければ訂正できないので、記入してもらうタイミングで、こちらも欄外(右側)に捨印を押してもらうとよいでしょう。
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まとめ

2人の入籍は、婚姻届が受理されてはじめて実現します。内容に不備があった場合は訂正が必要になるので、「この日に入籍したい!」というこだわりを持っているなら、早めの記入を心がけたほうがよいでしょう。
それでも不安な人は、予定した提出日の前に一度役所に行き、内容に問題がないか確認してもらうことをおすすめします。

バッチリ記入できましたか?
続いて、婚姻届の提出方法についてはこちらの記事をご覧ください。
婚姻届の出し方【完全ガイド】いつ・どこに・だれが提出する?



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